2011-06-12から1日間の記事一覧
イエス・キリストの答えは明快でありました。 『本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れる為である。』 驚くべき言葉です。目が見えないことが神の業が現れる機会であるというのです。具体的にどのような業が現れる…
この不条理という問題は、新約聖書にも出てまいります。今日引用したヨハネ福音書もその一例です。「イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。弟子達がイエスに尋ねた。『ラビ、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯し…
人は誰でも不条理を抱えて生きている。むしろ意味を見つけ出して、その不条理を受け入れる時、自分が自分と和解出来るのでないかと悟ったというのです。不条理の人生を嘆くのではなくて、不条理の人生に対して、自分なりの答えを投げかけ、そしてその人生を…
不条理という問題に直面したのはヨブだけではありません。ユダヤ人がユダヤ人というだけで虐殺されたホロコーストの体験も不条理でした。皆様も読んだり聞いたりしたことがあると思いますが、その不条理を伝えた本の一冊が、精神医学者のヴィクトール・フラ…
その言葉を聞いたヨブも又そう思い、因果応報に従って考えました。ですから非常に困惑し、悩んだのです。なぜなら、こんな結果を招いた原因であるはずの罪を、自分の内に見出せない。悔い改めたいのだけれども、何を悔い改めていいかわからない。全き人ヨブ…
ヨブは全てのものを失い、そして自らの命にかかわる災厄をこうむる。いわれなき災厄です。不条理が襲いかかってきたのです。さてそんな時に友人達がやってまいります。テマン人エリファズ、シュア人のビルダド、ナアマ人のツォファルの三人の友人がお見舞い…
サタンの主張は『ヨブは御利益があるから信心があるのだ。何も得るものがなければ信仰を捨ててしまう』というのです。「結果があるから原因がある」というのです。サタンはヨブを試みました。家畜や子供達を取り去って(即ち、神から与えられた祝福のすべて…
ヨブ記を概観しますと、登場人物を四つに分けることが出来ます。順に挙げると、ヨブと家族、神、サタン、ヨブの友人達、のグループです。 ヨブ記は次の言葉から始まっております。「ウズの地にヨブという人がいた。無垢な正しい人で、神を畏れ、悪を避けて生…
因果応報というのは、それに従って、良いことは良い結果を生み、悪いことは悪い結果を生む。どのような時においても、勧善懲悪(良いことを行なった人はほめられて、悪いことを行った人はこらしめられる)という結果で終るならば、私達の心は平安の内に納得…
本日の礼拝は仙台南伝道所開設七周年の記念の礼拝であり、又、ペンテコステの礼拝ともなっております。ペンテコステは、ギリシャ語の50を意味することから五旬節(ごじゅんせつ)とか五旬祭とか訳されております。ユダヤ人は過ぎ越し祭から数えて50日目に春…
さて、イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。弟子たちがイエスに尋ねた。「ラビ、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人ですか。それとも、両親ですか。」イエスはお答えになった。「本人が罪を…
ヨブは主に答えて言った。 あなたは全能であり/御旨の成就を妨げることはできないと悟りました。「これは何者か。知識もないのに/神の経綸を隠そうとするとは。」そのとおりです。わたしには理解できず、わたしの知識を超えた/驚くべき御業をあげつらって…
<ペンテコステ礼拝及び開設七周年記念>