「いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える人になりなさい。」

そこでイエス様は、再び神の国の人間の価値について教えられました。

神の国は神様が共におられる世界です。神様の愛は、弱い者や力のない者に注がれます。そして打ち砕かれ、へりくだる霊の人にご自分の命を得させると語られます。(イザヤ書57:15)。 イエス様は、一人の小さな子供を弟子達の前に立たせ、抱き上げて言われました「わたしの名のためにこのような子供の一人を受け入れる者は、わたしではなくて、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである」。

子供は社会的に見て、最も弱く、力のない存在です。この世の損得や、大人の目線で考えれば、子供を受け入れることは損を被ることになります。しかし神様の目では、子供は最も愛すべき歓迎すべき対象であり、喜びです。
「わたしの名のために子供を受け入れる」とは、イエス様の十字架と復活を通してイエス様が贖い主であられることを知った上で、弱さ、不利益を抱える者を受け入れることです。それは、「苦難の僕としてのイエス様」を受け入れることであり、同時に、イエス様を遣わした父なる神様を受け入れることでもあります。