重い皮膚病

「重い皮膚病にかかっている患者は、衣服を裂き、髪をほどき、口髭をおおい、『私は汚れた者です』と呼ばわらねばならない。この症状がある限り、その人は汚れている。その人は、独りで宿営の外に住まねばならない」とレビ記にあります(13:45)。

この病は、皮膚および皮下神経が犯されて奇形を起こし外観も醜くなり皮膚の感覚もなくなる為、当時、「神に打たれてなる病」と考えられました。彼らは「罪ある者、汚れた者」とみなされ、肉体的な苦痛のみならず、精神的にも耐えなければなりませんでした。