「祭司たちの所へ行って、体を見せなさい。」(14節)
イエス様に遠くから「憐れんで下さい」と呼ばわった十人に、イエス様は、祭司のもとに行くよう言われました。レビ記14章に、この病が治った時にするべきことは、まず祭司に体を見せて、確かに治っていると判断されれば、清めの儀式を受けることが定められていました。祭司の所に行くのは、この病が治った人達です。ところが彼らは大声でイエス様に癒してほしいとお願いしただけです。それにもかかわらず、イエス様は彼らに、祭司の所に行くようにと指示されたのです。
彼らはその言葉に従いました。彼らはイエス様を全面的に信頼し、言われた通りに祭司の所に向かったのです。その途中で奇跡が起き、彼らは全員癒されました。あれほど苦しんできた病が癒されるという出来事が、彼らの人生の中で起こったのです。天にも昇る心地だったでしょう。苦しみが強ければ強いほど、喜びも又、大きいものです。