「良きサマリア人」

エス様が語られたこの譬え話は、追いはぎに襲われ、半殺しにされて倒れていた一人のユダヤ人の傍を三人の人が通りかかり、祭司とレビ人の二人は、倒れた人を見ると道の向こう側を通って行ってしまいましたが、三番目に通りかかった旅の途中のサマリア人は、倒れている人を憐れに思い、油とブドウ酒を注いで傷口の手当を済ませた後、安全な場所に運び、健康が回復するまで看護するように配慮しました。彼はこの見知らぬ傷ついた人の為に、デナリオン銀貨二枚を宿屋の主人に渡しました(1デナリオンは1日分の賃金)。サマリア人にとって、これがおそらく自分が出来る最大の行為だったのでしょう。