いやし

エス様が最初にこの人に「良くなりたいか」と尋ねた時、この人は、「主よ、水が動く時、私を池の中に入れてくれる人がいないのです。」と答えています。

「彼らは、水が動くのを待っていた。それは、主の使いが時々池に降りてきて、水が動くことがあり、水が動いた時、真っ先に水に入る者は、どんな病気にかかっていてもいやされたからである。」と、ヨハネ福音書の最後に説明があります。

ここは間欠泉であったらしく、活性を帯びた水が時々噴出し、この活性の強い水に触れた人が、それによって治癒したことが背景にあるようです。彼は孤独であり、助けてくれる家族、友人はいませんでしたが、治りたいとの思いはこの言葉に溢れています。

エス様は、この言葉を受けて、「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい」と言われました。彼は即座に癒されて、イエス様の言葉通り、それまで横たわっていた担架か布団を持って歩き出しました