罪の処置(後始末)

罪には、法的な罪、倫理的な罪、祭儀的な罪などありますが、全ての罪の根底に、神様からの「そむき」(離反)の罪を見る旧約聖書は、徹底的な罪のつぐないを求めています。その第一は「悔い改め」です。そして第二は「あがない」です。あがないとは、もともと捕虜や奴隷に対して、身代金を払って買い戻すような、法的手続きを意味します。人は自分の罪をつぐなう為に、「内面的な悔い改め」と共に、決められた「いけにえ」を捧げて、神様の憐れみにより与えられる「赦し」を求めました。