メシアの預言

 イエス様は、学者達が重要視しているダビデを引き合いに出しながら、「詩編110編」を引用されました。神の霊を受けて書かれたこのダビデの賛歌は、「三位(父・子・聖霊)一体の神」を証ししています。36節の最初の「主」は「父なる神」を指し、「わたしの主」と言い表されている方は、(ヘブライ語で「メシア」、ギリシャ語で「キリスト」)「救い主・神の御子イエス様」のことを指しています。

110編は、イエス様が十字架の受難に従順に従われたので、悪に打ち勝ったことによる栄光として、復活後、父なる神のおられる天に戻られたことの預言です。父なる神様は、御子イエス様を愛し、来るべき日に、サタンを完全に屈服させ、この世界を、御自分の支配下に置かれます。