「空の鳥をよく見なさい。」 

空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。」(マタイ6:26)
 思い悩みの現実にある時、その中心は「自分」です。25節に「自分の命」・「自分の体」という言葉が続きます。神様を見ないで、自分ばかり見る。自分のことしか考えない。そういう私達の現実に対して、主イエスは、「空の鳥をよく見なさい」と教えて下さいます。空の鳥は種も蒔きません。刈入れもしません。倉に納めもしない。けれども天の父はこの鳥を養って下さいます。又、主イエスは続けて「野の花がどのように育つのか、注意して見なさい」と言われます。野の花は働きもせず、自らを紡ぐこともありません。けれども野の花は、「栄華を極めた王」ソロモンよりも着飾っていると言っています。野の花はいつ捨てられるか分からないような、そういう小さな存在です。その花を神様は装って下さいます。この野の花の姿を見る時、私達は、野の花を越えて神様の養いがあることを教えられるのではないでしょうか。これらの主イエスの言葉は、「自分ばかり見るのではなく、あなたを養い、あなたを守り導いて下さる神様にこそ 目を留めなさい」ということを私達に教えてくれています。