木曜日

今日の聖書は、弟子の一人、ユダの行為が記されています。イエス様が愛された弟子の中から、イエス様を反対者に引き渡そうとする者が出ていたのです。ユダは、イエス様を引き渡す報酬としてお金をもらう約束をします。(しかし後に、そのお金を投げ捨てて自殺することになります)。
この日は、除酵祭(酵母を除いたパンを食べて、出エジプトの出来事を記念する)の第一日、過越祭として一番大事な、小羊を屠って食事をする日でした。
本当は、まさにこの時、イエス様が「過越の小羊」として犠牲になることが近づいていたのです。
エス様は、12人の弟子と共に、過越の食事の席について言われました。「はっきり言っておくが、あなたがたの内の一人で、わたしと一緒に食事をしている者が、わたしを裏切ろうとしている」。 
信仰によって結びついたはずの家族同然の集団の中で、そして、神の恵みを思い起こす食事の席で、親しさとは裏腹の、神の祝福とは裏腹の、人間の罪に根を持つ「裏切り」が起こっている!
人間とは、何と救いようのないものなのでしょうか。