「人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった。」

 この御言葉は、主の深い悲しみです。御自分が人類の罪を背負い、「過越の小羊」のように犠牲になり、それによって信じる者の救いのしるしになられることは、御自分の使命だと受けられていたことでしょう。
しかし、イエス様を裏切る者は、「生まれなかった方がその者のために良かった」と、相手と同じ立場に立って悲しんでおられる言葉です。

「主の恵みを知りながら罪に負けたり、敢えて反抗して不信仰の道を辿る者は、主を心から悲しませる」ことを深く肝に銘じるべきでしょう。