私達生きている者が「死ぬ」ということ

 今日のコロサイ書に、「あなた方は、キリストと共に復活させられたのですから、」とあります。キリストを知る前の私達(すなわち「種」の時)は、本能に従って生きており、この世の価値観に影響され、そのもとで、不自由な生活をしていました。しかし、私達がイエス様のことを信じた時、「種」であった私達は土の中に入れられて、種としては死んだのです。
それは、私達がそれ迄生きていた地上の世界のことがらに対して死んだということであり、地上のことがらに一喜一憂しなくなったということです。そして種の殻を破り、新しい命として生まれました。それは、地上にではなく「上にあるものを求めて」(1節)いく生き方に変えられたのです。「上」とは、「キリストが神の右の座についておられる」場所です。だから、「上にあるものに心をとめ、地上のものに心を引かれないように」生きていくのです。なぜなら、キリストと共に復活したということは、古い自分は、すでにキリストと共に死んでいるからなのです。