祭司長・律法学者・長老たち

エス様から「裏切る者」と呼ばれた弟子のユダと、彼と共に結託して(というよりむしろ、その後ろで糸を引いていた本当の「罪人」である祭司長、律法学者、長老達)、イエス様を亡き者にしようとした人々が、今日の聖書に、具体的に書かれています。彼らはエルサレム神殿で礼拝を司る者、律法を人々に教える者、議会の議員など政治的にも力を持つ有力者達で、ユダヤ社会を支配していた人々です。しかしこの時「罪人イエス」を逮捕しに来たのは彼らの手下の者達でした。更に辛いことは、その中に、イエス様が選ばれた「12使徒」の一人である「イスカリオテのユダ」がいたことです。イエス様に従い、宣教の旅を共にしたユダ。彼は財布を預かっていました。信頼のあつかった彼がイエス様を裏切ることの残酷さを思い知らされます。