はじめに

ユダヤの結婚式は、この時代、夜から始まっていたということで、花嫁は友人達と自宅で待機し、花婿が迎えに来るのを待ちます。花婿が花嫁の自宅近くまで来ると、花婿の友人達が先触れとして、花婿がきたことを大きな声で触れ廻ります。その声を聞き、花嫁の友人達は途中まで花婿を迎えに行き、花嫁のところに案内し、その後、花婿と花嫁は友人達と一緒に、今度は花婿の家に向かい、そこで結婚式と祝宴が行われたということです。夜道を歩くのになくてならないものが、「ともし火」(ランプ)でした。