はじめに

本日は収穫感謝を覚えての礼拝です。今の季節は、丁度、果物や穀物の実りの季節の時ですから、果物や穀物の収穫感謝ということを連想致します。特に日本では稲作の豊作を期待する時期でもあり、勤労感謝の祝日の時でもあり、さまざまに理解されるところです。
ところで教会の収穫感謝礼拝は、アメリカに移住した清教徒達(ピルグリム・ファーザーズ)に由来しているものだと言われております。1620年に、清教徒達が新大陸プリマスに到着しました。その年の冬は、大変寒くて多くの死者を出すに至ります。特にイギリスから持ってきた穀物の種は、新大陸の土に合わなかったのでしょうか、実りが乏しく清教徒達は飢餓の危機に瀕したのです。そのような時に先住民のインディアンが、食物や衣類を持って来て彼らを助けてくれた。又、新大陸での穀物の栽培方法をも教えてくれたということで翌年は実りを豊かに迎えることになり、入植者と先住民とは、神の恵みに感謝し、豊かなご馳走を一緒にいただいたということです。この出来事は今日アメリカの祝日の一つである、サンクスギビングデ−として祝われております。その日夕食は、親族や友人が集まり、七面鳥を丸焼きにして食卓を囲むというような行事になっています。私達の教会は、本日の礼拝を、私達を養って下さる神に感謝する礼拝として守りたいと願っております。