「神に望みを置く」

本日開きました新約聖書のテモテの手紙は、一世紀の時代を背景としています。パウロが手紙の中でテモテに告げました。「この世で富んでいる人々に命じなさい。高慢にならず、不確かな富に望みを置くのではなく、わたしたちにすべてのものを豊かに与えて楽しませてくださる神に望みを置くように。」と記したのです。
この聖書の箇所は特別に解説を加えるような必要はない程に、明確な内容です。イエス・キリストの時代、一世紀の状況は、経済が進歩した時代であり、今日の私達の時代と似ている状態でありました。むしろ、今日の私達のほとんどは、一世紀の富める者をはるかに越えて、豊かな生活を営んでいるともいえます。

今朝の収穫感謝の礼拝において、私たちはもう一度、聖書の言葉「私達にすべてのものを豊かに与えて楽しませてくださる神に望みを置くように」の言葉を持って、あのエデンの園でアダムを養い、ノアの後の時代を養ってくださっている神に、今もなお、私達は収穫を感謝しつつ、心新たに信仰の思いを確かにしたいと願うものであります。