はじめに

エス様の両親として神様から選ばれた父ヨセフと母マリアが、与えられた使命をどのように受け入れていったのかについて、聖書は伝えていますが、少年時代のイエス様については今日の聖書の箇所以外にはどこにも記されておりません。ただすぐ前の40節に「幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた」とありますから、イエス様は両親の愛情を受けながら、神様についても両親からしっかり教えられ、神様からの恵みが豊かに注がれる中で、神様を愛する子供として育っていかれたことを想像することができます。イエス様が、神の御子として生まれた「しるし」は「布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子」でした。今日の聖書も、それに続く「御子のしるし」の出来事といえるでしょう。