イエス様のバプテスマ

 バプテスマとは、「浸水する」という意味の動詞からきた名詞です。人々はヨルダン川に身を沈めることによって、自分達は正しいという誇りを捨て去り、神と人の前ではっきりと自分を罪人として表明しました。洗礼が、罪を告白し、悔改めることによって罪の赦しが与えられることならば、罪のない神の御子・イエス様は受ける必要がないと考えられます。ところが群衆に交じって、イエス様はバプテスマを受けに来られました。ヨハネは、「わたしこそ、あなたから洗礼を受けるべきなのに、あなたが、わたしのところへ来られたのですか。」と聞いています。しかしイエス様は、「今は、止めないでほしい。正しいことをすべて行なうのは、我々にふさわしいことです。」と答えられています。