反論の根拠

パウロは、不品行を戒めなければならない四つの理由を挙げます。
1.私達の体は、主の栄光を現す為にあること。2.私達の体は、主への奉仕の為にあること。3.私達の体はキリストの体の一部であること。4.性的不品行は、私達の全人格を破壊する行為であること、です。
 
パウロは食べ物を例にとり、食べ物で人の体が汚されることはないけれども、娼婦との交わりは、その尊い体を汚すことになるということを、創世記の「二人は一体となる」との結婚の箇所から教えます。つまり、クリスチャンは、イエス様の復活の命を神様から与えられた者であり、やがて終末の時には復活の体が与えられる約束があります。そして復活の命をいただいた私達は、キリストの体の一部とされ(15節)、主に結び付き、主と一つの霊とされます(17節)。そうであるならキリストの体の一部とされている者が、娼婦と性的交わりに入ることなどあり得ず、それらの行為は厳重に慎まなければなりません。