復活の主に出会う

 復活の主に出会うという体験は、すでに初代教会の人達も実にさまざまでした。パウロは手紙で「私は主を見た。恵みによってキリストを私の内に示して下さった。」とありますし、使徒言行録には、ダマスコに向かう迫害者パウロが主に出会って徹底的に地面に打ち倒され、目が見えなくなる体験を語っています。さまざまな違った体験、違った出来事を通して、しかし同一の主を人々が信じたということを強調して申し上げたい。そして、復活の主に出会うということは本当に不思議なことでありますし、我々の思いを超えたことでありますけれども、それに出会った人々は、例外なく生き方を大きく変えられていく。取り消すことのできない新しい第一歩をそこで踏み出していく。復活の主によって世界に遣わされていく。ここに集まった皆さんも、私の貧しい人間の言葉でありますけれども、この言葉を通して復活の主に出会うということをぜひご自身で体験していただきたいと願うものです。これは大きな力、大きな喜びであり、新しい使命を与えられていただきたいと願う次第です。