素直・熱心・聖書を調べる

 パウロ達はベレアの町でも、ユダヤ人の会堂に入り伝道しました。ベレアのユダヤ人はテサロニケのユダヤ人と比べて素直で、非常に熱心に御言葉を受け入れ、その通りかどうか、毎日、聖書を調べていました(11節)。その結果、多くの人が信仰をもつに至りました。「素直」は、「善良」「良い性質」「礼儀正しい」とも訳されます。


聖書の言葉に触れた時、あるいは説教を聞いた時に、「果たして自分は本当にこのままの生き方で良いのだろうか」と思い始めた時、人は、自分の生涯に対して素直に、礼儀正しく向かい合うことが出来るのではないか、そして次のステップ、すなわち福音を聞く「耳」と、信じる「信仰」が与えられるのではないかと思います。


パウロは後に、「このようなわけで、私達は絶えず神に感謝しています。なぜなら私達から神の言葉を聞いた時、あなた方は、それを人の言葉としてではなく、神の言葉として受け入れたからです。事実、それは神の言葉であり、また、信じているあなた方の中に、現に働いているものです。」(テサロニケ2:13)と記しています。