主イエスを神の子・救い主と信じる信仰

 アポロが「ヨハネバプテスマしか知らなかった」とはどういうことでしょうか。19章4節で、パウロはこのように言っています。

ヨハネは、自分の後から来る方、つまりイエスを信じるようにと、民に告げて、悔い改めのバプテスマを授けたのです。

悔い改めのバプテスマは、救われる為には不可欠のものですが、あくまでもイエス様を心の内にお迎えする準備段階です。本当のバプテスマは、イエス様を自分の救い主として信じ、告白することによって、罪が赦されて、聖霊が与えられるのです。

 悔い改めとは方向転換です。今まで歩んできた方向をぐるりと180度回転して、逆の方向に向き返ることです。自己中心に生きてきた者が、ぐるりと回転して、今度は神様を中心にして歩み始めることです。たとえるならば、バプテスマのヨハネの洗礼は、悔い改めて、方向転換は出来た状態です。しかし、イエス様を信じる信仰告白によって与えられる罪の赦しと、聖霊はまだ与えられていない状態といえるでしょう。