カイサリアでのフィリポとの出会い

 ティルスから航海を続けてプトレマイスに着き、その翌日カイサリアに着きました。そこには伝道者フィリポの家があり、パウロ達一行は数日間滞在したことが報告されています。フィリポは、最初のキリスト教会の世話役として選ばれた、“霊”と知恵に満ちた評判の良い7人の一人でした(6章)。8章には、エチオピア女王の高官に伝道して洗礼を授け、その後、すべての町を巡りながら福音を告げ知らせ、カイサリアまで行ったことが記されています(40節)。


 パウロが訪れた時、フィリポには預言をする4人の未婚の娘がいました(21:9)。つまりフィリポはその後クリスチャンホームを築き、すべての子供達が父親のように、神様に仕える者として用いられていたのです。そしてパウロ達一行8名(20:4参照)に、彼らの滞在先として自分の家を提供したのでした。