アガボの預言
フィリポの家に、預言者アガボが来た時のことです。アガボはかつて大飢饉が世界中に起こると予告し実現しています(11:27−)。アガボはパウロに向かって、パウロがエルサレムで鎖につながれて、ローマ人に引き渡されると預言しました。これを聞いて、パウロを除くすべての人達がパウロのエルサレム行きに反対しました。
私達人間は、自分も愛する人達も、出来るだけ苦しみに合わないように、又、安全が守られて長く生きてほしいとの願いを持っています。それゆえ、パウロの命の危険があるとの預言を聞いて、放っておくことは出来ませんでした。しかしパウロは答えます。
「泣いたり、私の心をくじいたり、一体これはどういうことですか。主イエスの名のためならば、エルサレムで縛られることばかりか死ぬことさえも、わたしは覚悟しているのです。」