聖書・キリスト・信仰・恵み

 ルターの宗教改革の特徴として「聖書のみ」「キリストのみ」「信仰のみ」あるいは、「恩寵(おんちょう)・恵みのみ」と言われます。


その「キリストを信じる」ということについて、私共は自分で「キリストを信じたいから信じる」ということは出来ません。(出来ると思う方がいるかもしれませんが、それは多分本当ではないでしょう)。最も難しいのは、信じたい時に、信じることが出来ないということです。それが、私共の困難ではないでしょうか。しかし「信仰は聞くことによる」とパウロは語っています。「聞く」というのは、説教を聞く、神の言葉を聞く。ロマ書一章では「説教」を特に念頭においていますが、しかしもっと広く考えてもよいでしょう。