「四千人」の奇跡の場合

 今日読んだ「四千人」の奇跡では、残ったパン屑を入れた七つの籠の、「籠」は、異邦人がよく使っていた食糧を入れる布の籠のことで、これは、人が入るほどの大きさがあったそうです(使徒言行録9:25参照)。「七つ」も使徒言行録6章以降にあるように、七人の執事を選ぶことから異邦人伝道が広まっていったことと関連付けられます。そしてここでは「五千人」の時とは違い、弟子達からではなくイエス様ご自身の方から、四千人の人達の食ベ物のことを心配されています。この奇跡は、異邦人への神様の憐みの表れとして読むことができます。