生き方が招く結果

神に従う者の結果は「流れのほとりに植えられた木。時が巡り来れば実を結び、葉もしおれることがない。その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。」(3節)というのです。対照的に、神に逆らう者の生き方の結果は、「風に吹き飛ばされるもみ殻。神に逆らう者は裁きに耐えず、罪ある者は神に従う人の集いに堪えない。」(4節−5節)と記されています。カルヴァンの表現を借りるなら、「悪しき者が眠りから覚める時、正しい者の集いに加えられていないことに気付かざるをえないだろう。困難な時代にあっても常に神がこの世のことがらを統べ治め、混乱から秩序を造りだされるということを考えようではないか。」と説明されます。ここで印象深い表現は、「表面は立派なものだが風が吹けば飛ばされてしまうもみ殻のようだ」と、「もみ殻」という言葉を使っています。