第三は、「キリストの証しを語るみ言葉」を確信させる聖霊

三つ目は、福音(キリストによる救いの出来事・事件)を私達に悟らせ、その言葉を私達に確信させる=それを信じる、信じる気持が起こる、告白をする。それを受け入れさせる力、働きをする聖霊です。これは、私達の力ではありません。信じようと思って信じられるものではありません。何度も何度も繰り返し神の言葉を聞くことによって、私共は信じるように持っていかれる。そこに促されていく。これは私共の力ではなく聖霊の働きであります。
パウロは、神の、キリストによる救いを宣べ伝えるために「十字架に付けられたキリスト以外には何も知るまいと心に決めていた」(1コリント2:2)ほどです。又、「このキリストは、わたしたちにとって神の知恵となり、義と聖と贖い(あがない)となられた」(同1:30)と言っています。
ところがそのパウロは、復活について、「キリストが復活しなかったのなら、私達の宣教は無駄であるし、あなたがたの信仰も無駄です。」と言っています。これも、キリストが復活したことによって保証されています。あるいは、キリストの十字架と復活を離れては福音はない。ほかに福音があるわけではない。ということもパウロは言っています。