地域で起こったこと

 ある日、ある家を訪問した時のことですに、その家の誰かが亡くなったということでした。そこは犯罪が蔓延している地域でした。
 御国に属する者は、「恐れ」をもたないということが、先ずあります。もし私が恐れに駆られているならば、神の御国を代表することは出来ません。聖書にあるように、私達は「恐れの霊」を与えられているのではなく、「愛」と「力」、「平安で満たされている思い」が与えられています。
私はその家に入って行く時、女性が来ました。彼女の名前はメラニーと言いました。彼女は入るやいなやうずくまりました。どうしたのかと尋ねると、「私はいろいろな病気を持っている」と言いました。長血も患っていました。そして非常にやせ細っていました。二階に上がるにも四つん這いになってでしか上がれないと言います。そして毎晩、悪夢を見るという状況が続いていました。インディアンの方々の中には、霊的に敏感の方々がいます(いろいろなものが見える。寝る前に、窓の所にいろいろな顔がみえ、恐れにかられて寝られない・・など)。 
もし私が御国の代表であるなら、この同じような状況が続くのではなく、何かが変わらなければならない。 私は「祈らせて下さい」と言いました。そして彼女の背中に軽く手を置きました。優しく語りかけました。そして「神から出ているものでなければ今、この場から去りなさい、イエス・キリストの御名によって」と祈りました。彼女の体は震えて動き出しました。そしてその場に倒れました。眼も白眼になりました。その時家族も驚いて来ました。私は、「これは霊的なものだ」と言いました。そこにいた悪霊が語りだし、私の祈りを阻止しようとしていました。私はイエス・キリストの名において、その悪霊が出て行くように祈りました。すると、息を吐くような形で白眼ももとに戻り、彼女は、自分がなぜ床に倒れているのかわからないと言いました。それから彼女は椅子に座り、「又、同じような状況に戻らないですよね」と私に確認を求めました。私は彼女に「戻って来ないですよ」と安心するように言いました。彼女は、自分の体を調べてみて、笑顔が戻りました。痛みがすべてなくなったからです。次の日、彼女を訪問をした時、彼女の顔は満面の笑みでした。彼女はこれまでになく、十分に熟睡しました。彼女は完全に悪の霊から解放されたのです。「御国」が彼女のところに来たのです。

別の家を訪問した時、「誰か病気の人はいませんか」と聞くと、歳をとった女性が来ました。腕が曲がっており、背中も曲がっていて、ゆっくり歩いていました。彼女は、体全体が痛いと言いました。彼女の腕を見た時に筋が固まっているのが見えました。ひじも普通より二倍に腫れていました。私は、私と一緒にいた友とお祈りをして、「神の御国があなたの家に来ましたよ」と言いました。祈っている間に何かが降り立ってきたように感じました。彼女は、痛みがだんだん無くなってきていると言いました。私達は二回祈りをささげて、彼女の痛みはなくなりました。しかし腕だけが硬直したままでした。又祈りました。するとゆっくりですが腕が動き始めました。又、祈りました。彼女の腕は全部動くようになり、腫れていた部分も完全に癒されました。
  彼女は涙を流し、喜んで腕をいっぱい動かしていました。神の御国がその家を訪れたのです。私は、家にいた多くの人に「皆さんこれを見たでしょう。神の御国がこの家に来た証拠ですよ」と言いました。そして、「やがて裁きの日が来ます。自分達の人生において、自分のしたことの、申し開きをしなければならない時が来ます。あなたがたが神に対して罪を犯すならば、裁きの日にあなた方は必ず裁かれます。罪から離れなさい。そしてイエス・キリストの血潮によって、罪を洗い流されなさい。そしてイエス・キリストが三日目に復活したことを信じなさい。そして生まれ変わることが出来ると信じなさい。」と語りました。
  語っていたそこに、20歳ぐらいの女性がいました。彼女は「私にはイエス様が必要です」と告白しました。