平和を待ち望むユダヤ人

ユダヤ人は長い間平和を待ち望んでいました。あまりにも長い間待っていたので、ユダヤ人の多くは疑い深くなっていました。ローマ帝国ギリシャの生活習慣に合わせながら、宗教上そして道徳上の妥協をしていました。それ以外のユダヤ人は何世代にもわたって待ち、待ち続けていました。事実、最後のユダヤ王国がバビロニア人の手におちた紀元前586年以来、彼らの生活は楽ではありませんでした。その後バビロニアペルシャに制圧され、ペルシャ人がユダヤ人の領主になりました。
エス様が生まれた頃、ユダヤ人はローマ人からの抑圧的なくびきを負わされ、苦しめられていました。それでも忠実なユダヤ人は、あきらめてはいませんでした。神様の約束を信じ、平和の王を待ち望んでいたのです。