喜びに満ちた言葉「地には平和」

しかし羊飼い達は、天の聖歌隊が「地には平和」「地には平和」「地には平和」と神様の約束を歌うのを聞いたばかりでした。
私達も「地に平和」と言う言葉を聞いています。ただ私達は、この言葉を何度も耳にし過ぎて、ただの言葉として聞いているのではないでしょうか。私達はこの言葉がお店の宣伝に使われているのを見たり、クリスマスカードに書かれているのを見たりします。残念なことに、この喜びに満ちた言葉を何度も耳にし過ぎて、遠い昔のある夜に、羊飼い達がその言葉の本当の意味にわくわくしたようには意味を捕らえなくなってはいないでしょうか。
さらに日本ではイエス様の時代のユダヤ人達のように、圧迫された政権のもとで暮らすことはありません。しかし、今でも沢山の方々がイエス様の時代のユダヤ人達のように、非道な政権の下や、その他社会的に苛酷な状況のもとで暮らしていることを忘れてはならないのです。もしも、何百万人ものしいたげられた人々が、羊飼い達の前に現れた天からの聖歌隊をとおして「地には平和」というメッセージを聞くことが出来たら、この知らせを「希望の知らせ」として受け取ることができたのではないでしょうか。