2008-12-07から1日間の記事一覧

「権力ある者をその座から引き降ろし、身分の低い者を高く上げ・・」

マリアの賛歌は、終末における神による「人間の運命の逆転」も歌います。神が全能をもってこの世の一切の力を排除し、これ迄の価値は完全に消滅するとの信仰が旧約以来継承されています。昔も今も私達の住む世界は矛盾だらけです。しかし神が王として支配さ…

マリアの賛歌=礼拝の原点

「あがめる」には「大きくする」という意味があります。マリアは神様を大いなる方とし、自分を身分の低い主のはしためと言い「力ある方が、私に偉大なことをなさいましたから」と告白します。マリアの神様への賛美は、自分の魂も霊も(魂・霊は最も大切な自…

神様の選び

イエス・キリストの出生は、ヨセフに何の関わりがなかったと同じくマリアにもなかった、と内村鑑三は言いました。その意味は、マリアは他の信仰者と同じように神様のしもべの一人であったにすぎない、ということです。神様のしもべとは、自分の意志を行なう…

マリアとエリサベト

マリアは一人では抱えきれない自分の体験を、親族エリサべトに聞いてもらおうとしたのでしょう。急いで山里のエリサベトの家に向かいます。マリアがエリサベトに挨拶をした時、エリサベトの胎内の子が踊り、エリサベトは聖霊に満たされて声高らかにマリアを…

マリア

大工のヨセフと婚約中であったマリアは、社会においてはごく普通の、平凡な、目立たない女性の一人であったと思われます。このマリアに驚くべき出来事が起こりました。「受胎告知」として絵画でも有名な、天使ガブリエルの言葉がマリアに臨んだことです。「…

はじめに

「マリアの賛歌」と見出しがついている今日の箇所は、「マグニフィカート」(ラテン語で「あがめる」の意)と呼ばれています。ラテン語訳聖書ではマグニフィカートから始まるからです。マグニフィカートは古くから礼拝に用いられ、ローマ・カトリック教会に…

 1章46−56節

46 そこで、マリアは言った。47 「わたしの魂は主をあがめ、/わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。48 身分の低い、この主のはしためにも/目を留めてくださったからです。今から後、いつの世の人も/わたしを幸いな者と言うでしょう、49 …

 111篇1−10節

1 ハレルヤ。わたしは心を尽くして主に感謝をささげる/正しい人々の集い、会衆の中で。 2 主の御業は大きく/それを愛する人は皆、それを尋ね求める。 3 主の成し遂げられることは栄え輝き/恵みの御業は永遠に続く。4 主は驚くべき御業を記念するよう…