2008-07-06から1日間の記事一覧

「記念として語り伝えられるだろう」(13節)

イエス様の十字架の死は全ての人の救いの為でした。その死を間近にした時、一人の婦人の愛の行為は記念碑となり二千年後の今も語り続けられています。 「(主よ、あなたの)驚くべき知識はわたしを超えあまりにも高くて到達できない。」(詩篇139:6)と、私…

「葬る準備をしてくれた」(12節)

イエス様みずからが女性の行為について、その意味を明らかにされました。「この人は、私を葬る準備をしてくれた。」と言われたのです。当時ユダヤ人は遺体に香油を塗り腐敗臭をおおい)ました。イエス様は十字架から引き下ろされた時、安息日が迫っていた為、…

「わたしに良いことをしてくれた」(10節)

以前「ぶどう園の労働者のたとえ」を学んだ時、たとえの中で主人は最後に「自分のものを自分のしたいようにしてはいけないか。それともわたしの気前のよさをねたむのか」と言いましたが、この女性が香油をイエス様にささげたいと願ったその思いは、誰にも止…

弟子達の反応

ところが弟子達は、女性の行為を喜ぶのではなく、憤慨(ふんがい)したのです。「なぜ、こんな無駄遣いをするのか。高く売って、貧しい人々に施すことができたのに」。年収に匹敵するような高価な香油を、たった一人の人間に使うより、それを売ってたくさんの…

女性の行為

6節からは場面が変わり、イエス様がベタニア村のシモンの家に行かれた時のことが描かれます。一人の女性が極めて高価な香油の入った石膏(せっこう)のつぼをもって近寄り、食事の席についておられたイエス様の頭に香油をそそぎました。部屋中一杯に良い香りが…

はじめに

26章の1節から5節には、イエス様ご自身による十字架への予告と、祭司長達の殺害計画が並行して語られます。祭司長達は、祭りの期間中にイエス様を捕えれば、人口の膨れ上がったエルサレムで暴動が起きると予想し、この時期を避けようと相談します。彼らの罪…

 26章1−13節

1 イエスはこれらの言葉をすべて語り終えると、弟子たちに言われた。 2 「あなたがたも知っているとおり、二日後は過越祭である。人の子は、十字架につけられるために引き渡される。」 3 そのころ、祭司長たちや民の長老たちは、カイアファという大祭司の…