使徒言行録

 14章1−7節

1 イコニオンでも同じように、パウロとバルナバはユダヤ人の会堂に入って話をしたが、その結果、大勢のユダヤ人やギリシア人が信仰に入った。2 ところが、信じようとしないユダヤ人たちは、異邦人を扇動し、兄弟たちに対して悪意を抱かせた。3 それでも、…

 13章42−52節

42 パウロとバルナバが会堂を出るとき、人々は次の安息日にも同じことを話してくれるようにと頼んだ。43 集会が終わってからも、多くのユダヤ人と神をあがめる改宗者とがついて来たので、二人は彼らと語り合い、神の恵みの下に生き続けるように勧めた。…

 13章13−41節

13 パウロとその一行は、パフォスから船出してパンフィリア州のペルゲに来たが、ヨハネは一行と別れてエルサレムに帰ってしまった。14 パウロとバルナバはペルゲから進んで、ピシディア州のアンティオキアに到着した。そして、安息日に会堂に入って席に…

 13章1-12節

1 アンティオキアでは、そこの教会にバルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、キレネ人のルキオ、領主ヘロデと一緒に育ったマナエン、サウロなど、預言する者や教師たちがいた。2 彼らが主を礼拝し、断食していると、聖霊が告げた。「さあ、バルナバとサウロ…

 12章20-25節

20 ヘロデ王は、ティルスとシドンの住民にひどく腹を立てていた。そこで、住民たちはそろって王を訪ね、その侍従ブラストに取り入って和解を願い出た。彼らの地方が、王の国から食糧を得ていたからである。21 定められた日に、ヘロデが王の服を着けて座…

 12章1-19節

1 そのころ、ヘロデ王は教会のある人々に迫害の手を伸ばし、2 ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。3 そして、それがユダヤ人に喜ばれるのを見て、更にペトロをも捕らえようとした。それは、除酵祭の時期であった。4 ヘロデはペトロを捕らえて牢に入れ、四…

 11章19−26節

19 ステファノの事件をきっかけにして起こった迫害のために散らされた人々は、フェニキア、キプロス、アンティオキアまで行ったが、ユダヤ人以外のだれにも御言葉を語らなかった。20 しかし、彼らの中にキプロス島やキレネから来た者がいて、アンティオ…

 11章1―18節

1 さて、使徒たちとユダヤにいる兄弟たちは、異邦人も神の言葉を受け入れたことを耳にした。2 ペトロがエルサレムに上って来たとき、割礼を受けている者たちは彼を非難して、3 「あなたは割礼を受けていない者たちのところへ行き、一緒に食事をした」と言…

 10節1ー48節

1 さて、カイサリアにコルネリウスという人がいた。「イタリア隊」と呼ばれる部隊の百人隊長で、2 信仰心あつく、一家そろって神を畏れ、民に多くの施しをし、絶えず神に祈っていた。3 ある日の午後三時ごろ、コルネリウスは、神の天使が入って来て「コル…

 9章32ー43節

32 ペトロは方々を巡り歩き、リダに住んでいる聖なる者たちのところへも下って行った。33 そしてそこで、中風で八年前から床についていたアイネアという人に会った。34 ペトロが、「アイネア、イエス・キリストがいやしてくださる。起きなさい。自分で…

 9章19bー31節

19b サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちと一緒にいて、20 すぐあちこちの会堂で、「この人こそ神の子である」と、イエスのことを宣べ伝えた。21 これを聞いた人々は皆、非常に驚いて言った。「あれは、エルサレムでこの名を呼び求める者たちを滅ぼ…

 9章1−19a節

1 さて、サウロはなおも主の弟子たちを脅迫し、殺そうと意気込んで、大祭司のところへ行き、2 ダマスコの諸会堂あての手紙を求めた。それは、この道に従う者を見つけ出したら、男女を問わず縛り上げ、エルサレムに連行するためであった。3 ところが、サウ…

 8章26−40節

26 さて、主の天使はフィリポに、「ここをたって南に向かい、エルサレムからガザへ下る道に行け」と言った。そこは寂しい道である。27 フィリポはすぐ出かけて行った。折から、エチオピアの女王カンダケの高官で、女王の全財産の管理をしていたエチオピ…

 8章4−25節

4 さて、散って行った人々は、福音を告げ知らせながら巡り歩いた。5 フィリポはサマリアの町に下って、人々にキリストを宣べ伝えた。6 群衆は、フィリポの行うしるしを見聞きしていたので、こぞってその話に聞き入った。7 実際、汚れた霊に取りつかれた…

 7章54節ー8章3節使徒

7:54 人々はこれを聞いて激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。7:55 ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、7:56 「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言…

 7章44−53節

44 わたしたちの先祖には、荒れ野に証しの幕屋がありました。これは、見たままの形に造るようにとモーセに言われた方のお命じになったとおりのものでした。45 この幕屋は、それを受け継いだ先祖たちが、ヨシュアに導かれ、目の前から神が追い払ってくだ…

 7章36−43節

36 この人がエジプトの地でも紅海でも、また四十年の間、荒れ野でも、不思議な業としるしを行って人々を導き出しました。37 このモーセがまた、イスラエルの子らにこう言いました。『神は、あなたがたの兄弟の中から、わたしのような預言者をあなたがた…

 7章17−35節

17 神がアブラハムになさった約束の実現する時が近づくにつれ、民は増え、エジプト中に広がりました。18 それは、ヨセフのことを知らない別の王が、エジプトの支配者となるまでのことでした。19 この王は、わたしたちの同胞を欺き、先祖を虐待して乳飲…

 7章8−16節

8 そして、神はアブラハムと割礼による契約を結ばれました。こうして、アブラハムはイサクをもうけて八日目に割礼を施し、イサクはヤコブを、ヤコブは十二人の族長をもうけて、それぞれ割礼を施したのです。9 この族長たちはヨセフをねたんで、エジプトへ…

 7章1−8節

1大祭司が、「訴えのとおりか」と尋ねた。2 そこで、ステファノは言った。「兄弟であり父である皆さん、聞いてください。わたしたちの父アブラハムがメソポタミアにいて、まだハランに住んでいなかったとき、栄光の神が現れ、3 『あなたの土地と親族を離…

 6章8−15節

8 さて、ステファノは恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていた。9 ところが、キレネとアレクサンドリアの出身者で、いわゆる「解放された奴隷の会堂」に属する人々、またキリキア州とアジア州出身の人々などのある者たちが立…

 6章1−7節

1 そのころ、弟子の数が増えてきて、ギリシア語を話すユダヤ人から、ヘブライ語を話すユダヤ人に対して苦情が出た。それは、日々の分配のことで、仲間のやもめたちが軽んじられていたからである。2 そこで、十二人は弟子をすべて呼び集めて言った。「わた…

 5章27−42節

27 彼らが使徒たちを引いて来て最高法院の中に立たせると、大祭司が尋問した。28 「あの名によって教えてはならないと、厳しく命じておいたではないか。それなのに、お前たちはエルサレム中に自分の教えを広め、あの男の血を流した責任を我々に負わせよ…

 5章12−26節

12 使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議な業とが民衆の間で行われた。一同は心を一つにしてソロモンの回廊に集まっていたが、13 ほかの者はだれ一人、あえて仲間に加わろうとはしなかった。しかし、民衆は彼らを称賛していた。14 そして、多く…

 4章32節−5章11節

4:32 信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた。33 使徒たちは、大いなる力をもって主イエスの復活を証しし、皆、人々から非常に好意を持たれていた。34 信者の中には、一人も貧…

 4章23−31節

23 さて二人は、釈放されると仲間のところへ行き、祭司長たちや長老たちの言ったことを残らず話した。24 これを聞いた人たちは心を一つにし、神に向かって声をあげて言った。「主よ、あなたは天と地と海と、そして、そこにあるすべてのものを造られた方…

 4章1ー22節

1 ペトロとヨハネが民衆に話をしていると、祭司たち、神殿守衛長、サドカイ派の人々が近づいて来た。2 二人が民衆に教え、イエスに起こった死者の中からの復活を宣べ伝えているので、彼らはいらだち、3 二人を捕らえて翌日まで牢に入れた。既に日暮れだっ…

 3章11−26節

11 さて、その男がペトロとヨハネに付きまとっていると、民衆は皆非常に驚いて、「ソロモンの回廊」と呼ばれる所にいる彼らの方へ、一斉に集まって来た。12 これを見たペトロは、民衆に言った。「イスラエルの人たち、なぜこのことに驚くのですか。また…

 3章1−10節

1 ペトロとヨハネが、午後三時の祈りの時に神殿に上って行った。2 すると、生まれながら足の不自由な男が運ばれて来た。神殿の境内に入る人に施しを乞うため、毎日「美しい門」という神殿の門のそばに置いてもらっていたのである。3 彼はペトロとヨハネが…

 2章37−47節

37 人々はこれを聞いて大いに心を打たれ、ペトロとほかの使徒たちに、「兄弟たち、わたしたちはどうしたらよいのですか」と言った。38 すると、ペトロは彼らに言った。「悔い改めなさい。めいめい、イエス・キリストの名によって洗礼を受け、罪を赦して…