2012-01-01から1年間の記事一覧

マタイ11:25−30    

詩編116:5−11

今日の聖書から学ぶこと

今日の聖書から学ぶのは、第一に、マリアの信仰の土台に聖書の知識があったこと(神様のこと、イスラエル民族の歴史や、神様の前に正しく歩むことが良いことであることを知っていたこと)。第二に、マリアもエリサベトも思い上がる人々ではなかったこと。第…

「いかに美しいことか 良い知らせを伝える者の足は。」(イザヤ書52:7)

このマリアこそ「神の御子がこの世に生まれた!」という最初の良い知らせを携えた者、福音伝道者の最初の人物だったと言えるでしょう。マリアの訪問を受けて挨拶を聞いたエリサベトは、「主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょ…

受胎告知の言葉を受けて・・

この後マリアは、エリサベト訪問のために「出かけ」ます。(私ならこのことを受け入れることに精一杯で、悶々と悩んで動けなくなるのではないかと思います)。「出かけて」(39節)は、立ち上がって=死から立ちあがる復活の語源になっています。驚きや恐怖…

受胎告知

マリアの戸惑いの中、ガブリエルは「恐れることはない。あなたは身ごもって男の子を産む」と告げます。マリアはその預言に「どうして、そのようなことがありえましょうか」と答えます。実際には、まだ夫婦生活をしていないから、そのようなことはあり得ない…

はじめに

今日の聖書は、有名な受胎告知の場面とそれに続くマリアのエリサベト訪問の箇所です。マリアが天使ガブリエルの挨拶を受けた時、水汲みをしていたとも言われています(現地には「マリアの井戸」というものがあります)。 私は、婚約中のマリアが水汲みしなが…

ルカによる福音書 1:26−45    

イザヤ書 52:7−12

インマヌエル

今日の新約聖書には、マリアの婚約者であるヨセフの夢に現れた天使の言葉が記されています。天使の告知は、「『自分の民を罪から救うお方』が生まれる。そのお方は、今聖霊によってマリアの胎内に宿っている」というものでした。「罪から救うお方が生まれる…

伝道メッセージ

開拓伝道で何を伝えたいかと問われるならば、「神様が、その独り子を私達に送って下さったのは、神様から離れて苦しんで生きている私達人間が、神様の守りと祝福の中で生きていくためです。神様のもとに立ち帰り、神の御子イエス様を信じて、神の国の民とさ…

「褒(ほ)むべきかな 主のみ恵み、今日まで旅路を守りたまえり。」

これは、讃美歌534番の最初の歌詞です。今朝の礼拝は、仙台南伝道所にとって礼拝開始10周年という節目にあたる礼拝です。「伝道所の歴史」としての10周年は、日本キリスト教団の伝道所として開設されてから数えますので10年まであと1年半ありますが、ここ、…

はじめに

本日から待降節に入ります。キリスト教の暦では、救い主の誕生を待つ季節から始まります。待降節第一主日の今日、ローソクの1本に火が灯りました。これから日曜日毎に2本目、3本目にも火が灯り、4本灯りますとクリスマスを迎え、降誕節に入ります。

マタイによる福音書1:18−25    

ゼカリヤ書8:16−23

「インマヌエル(神は我々と共におられる)」牧師 佐藤義子

感謝のみなもと

神様がキリストをプレゼントして下さった。それを私達が受け入れた。これが収穫感謝際の、最初の、そして最終の目的であり、感謝の源であるといえるでしょう。 そういう意味で、神様が、キリストを「救い主」として遣わして下さったことによって礼拝を守って…

礼拝

「神の国を求める」とはキリストを求めることであり、キリストに従うことだと申しましたが、そのキリストが語られ、キリストがなされたことが説かれるのは礼拝です。礼拝に出席し、礼拝で説かれる御言葉を聴く。もちろん、「聖書を読む」こともキリストを知…

神の国を求める

「神の国」という言葉は、キリストが福音を宣ベ伝えられた時、最初の第一声が、「神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」でした。神の国は、キリストがそこで支配なさる。キリストと共にそこにある。神の国を求めるとは、キリストを求めることです…

宝を天に積む

21節に「自分のために富を積んでも、神の前に豊かにならない者(天に宝を積まない者)は、この通りだ」(今夜、お前の命は取り上げられる)」とあります。つまり私達は、自分の為に富を積む(収穫する・稼ぐ)のではなく、神の前に豊かになる(=神に富を積…

報酬を得ていなくても、人には「つとめ」がある。

宗教改革者は、たとえば主婦が台所に立ち、食事の用意をする。あるいは家の掃除をする。「その仕事の中で、その人は神に仕えている」と言いました。それぞれ神によって召された「つとめ」があります。特定な仕事を持っていなくても、報酬を得ていなくても、…

だれに、何を感謝するのか。

収穫感謝であれ、勤労感謝であれ、誰に感謝するのでしょうか。日本では田んぼの神であったり、畑の神であったりしますが、私達は収穫感謝においては詩編にもありましたように、天地を創り自然を創り、自然を支配されている神に感謝するのです。勤労感謝であ…

はじめに

本日は収穫感謝の礼拝です。収穫感謝祭は国によって守る時期は異なります(ドイツでは10月第一日曜日・アメリカでは11月第4木曜日)。アメリカでは収穫も含めて、その年に与えられた恵みに感謝し、それを聖書に基づいて「施し」という形で感謝を表すというこ…

ルカ12:13−21、33−34  

詩編104:19−31

記念として語り伝えられる

イエス様は「世界中どこでも、福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう」と言われました。この女性は主に出会い、機会をとらえ、勇気を持ってイエス様にふさわしく行動しました。聖書はこの女性の名前は記さず、「し…

「この人は埋葬の準備をしてくれた」

イエス様は「私に良いことをしてくれた」とこの女性を評価されました。彼女は、神の御子にふさわしい「人間が出来得る最も美しい信仰」の姿でイエス様に敬意を示しました。すなわち自分の持っていた最高に良い物(香油)を惜しげもなく、全部イエス様に注ぎ…

人々の反応

そこにいた人達は、「300デナリオン以上の価値(一年間の賃金)があるのに何と勿体ないことをしたのだ! その分、貧しい人達に施せたのに」と非難しました。彼らは自分の考え・感じ方で相手をすぐに裁きます。何より自分のメンツ・立場・感情を第一にして、…

「一人の女」の行動

今日の聖書は、過越祭の前日の「ベタニア」での出来事です。首都エルサレムから3?ほど離れた村で、イエス様一行は、シモンの家に滞在して食事の席についていました。イエス様はこの旅が、十字架への道であるとお分かりになっていた中で、重い皮膚病で苦しん…

はじめに

過越祭は、イスラエルの民の「出エジプト」を記念する大事な行事です。神様は、奴隷として苦しんでいたイスラエル民族を、寄留地エジプトから脱出させる許可をエジプト王から出させるために、十の災いを起こされました。その最後の災いが「初子の死(家畜も…